
かぜ薬など家庭用の薬から薬局で受け取る処方箋が必要な薬まで安心して飲む事ができるのは、「治験」を行って承認されているからです。
治験は「治療の臨床試験」を略した言葉です。薬が多くの人に利用される前に、必要な試験に協力している方が治験ボランティアです。または治験モニターと呼ばれることもあります。
ボランティアなので登録や参加は任意となっています。
社会に役立ちたいと考えている方や自分自身の健康状態を確かめたい方、医師による診察とアドバイスを受けながら、開発中の新薬を費用負担することなく試してみたい方が参加しているようです。
地域活動などでも行われているボランティアでは仕事に対する報酬は基本的にありません。
しかし、交通費や食費を支給してくれる所が多いです。
治験も強制ではなく、ボランティアです。働いた時間に対してお給料が支払われるアルバイトなどとは考え方が異なります。
参加してくれたことに対する負担を軽減する名目で治験協力費が支払われています。これを負担軽減費と呼びます。
薬代や検査費用は無料なのに対して、治験を実際に行う医療機関までの交通費は自己負担となるからです。
負担軽減費は治験の内容によってことなります。おおよそ1回の通院につき1万円前後支給される事が多いです。
負担軽減費の受け取りは検査終了後に現金で支給される事も口座振り込みの事もあります。いずれにしても、治験参加前に案内されるはずです。
治験期間中は詳しい検診が行われるので、自分の健康状態を具体的数値などでチェックする事ができます。
治験の実施前には、運営サイトや医師から説明があります。必ず分からない事を解消してから参加をするか見送るかを決めると良いでしょう。
初めての方に分かり易く説明するために、求人サイトを例にしてみます。
求人サイトには、都内で50名の事務スタッフ募集中など、働く場所と仕事内容が決まっていることがあります。
一方、派遣会社や有料職業紹介会社ではとりあえず登録だけしておけば、あとは先方から連絡を待っているだけで仕事の紹介をしてもらえます。
治験も同じです。糖尿病や高血圧症、AGAなど内容や対象者が決まっているものと、事前に治験ボランティアを集めて、運営会社が案件と登録ボランティアのプロフィールをマッチングしてアプローチしてくれるものがあります。
もちろん自分自身でサイト上で積極的に案件を探してアプローチする事も可能です。
自分に合った治験案件が見つからない時は治験ボランティア募集サイトに登録だけでもしておく事も出来ます。気長にボランティア案件の紹介を待ちましょう。
全国14都道府県53ヶ所、海外3ヶ所の実施機関の情報を掲載している、日本最大級の新薬モニター情報サイトが新薬ネットです。
多くの治験案件を取り揃えているのはもちろん、会員登録したスタッフのサポートも積極的に行っています。
新薬ネットは医薬品以外にも健康食品や化粧品のモニター募集も行っています。
登録フローは会員登録⇒モニター情報を選んで応募⇒説明会に参加(健康診断を実施することも)⇒実際に参加⇒報酬受け取りとなります。
株式会社ゼノグロシーの治験ボランティア募集サイトでは、20歳~80歳までの男女を幅広く募集しています。募集案件実績に掲載されているものは最低5,000円から最高は31万円となっています。
登録は疾患をお持ちの方でもOK。土曜や日曜を利用した日帰り案件なら、会社員の方や副業として考えている方にも最適です。
ゼノグロシーでは初めて治験に参加される方でも安心なように丁寧なサポート体制を整えています。
実績豊富、治験ボランティアの老舗のパシフィックグローブでは無料の会員登録を行うと最新治験情報をメールで受け取ることが出来ます。
パシフィックグローブが紹介している案件は、安全を絶対条件に考えた、最善の注意の払われているものとのことです。
治験参加の流れは無料会員登録⇒申込み・予約⇒説明・検査⇒治験参加となっています。
健康成人向けの治験情報を掲載しています。V-NETに無料会員登録を行っておくと治験への参加がスムーズです。
さらに会員になると、負担軽減費の開示、友人紹介謝礼の受け取り、会員限定情報の配信、緊急の治験情報の配信などのメリットがあります。
治験参加の流れは無料会員登録⇒治験案件を探す⇒治験に申込み⇒事前の健康診断に参加⇒指定の医療機関に行き治験に参加となっています。
クリニカルボランティアサポートは、治験以外にも化粧品やサプリメントのモニターも募集しています。
各情報には、詳しい参加条件が明記されているのでわかりやすいです。
ホームページをご覧いただいて、参加したい治験やモニターがなくても、会員登録しておけば、新しい案件がメールや電話で案内してくれるので便利です。