相模国横浜市戸塚区
戸塚宿から藤沢宿へ
日本橋から藤沢宿まで41.1km、 戸塚宿〜藤沢宿間7.8km
の区間は2002.2.11に保土ヶ谷宿の延長上で歩いた。
予報では今日は一日よい天気であるはずが午後から急に雪が降り出して、
ちょっとした吹雪のようになった。
そのため写真はフラッシュをたいても暗い画像になったものもある。
この旧街道は保土ヶ谷宿境界から約2km歩くと殆どが国道一号線と合流して歩くことになる。
横浜市戸塚区藤沢市

戸塚宿日本橋からの距離は江戸時代の男の旅人の標準行程の約十里(40km)に位置し、江戸よりの「権太坂」と京都よりの「大坂」の難所に挟まれていたため、休憩、宿泊客で大きな賑わいをみせていた。
また戸塚宿は大山道・鎌倉往還との分岐点でもあり、参拝客にも高い人気があった。

 
 本陣:2、脇本陣:3、旅籠:74、人口:2,906人
    
 境木地蔵の前の道路を左折すると目の前に深い坂道が現れる。この坂は焼餅坂といい戸塚宿への入口ともいうべき坂で、木立に囲まれた道を真っ直ぐ500mほど降りて行くと、道の両側に日本橋から9番目の品濃一里塚(戸塚区品濃町583)がある。この一里塚のように、両側に当時の形で残っているのは神奈川県ではここだけであると案内板に記されている。
  
 さらに今度は登りを600mだらだら行くと、右に環状2号線の架橋、左に通常道との分岐に出会う。架橋の入口には車進入禁止の車止めがしてある。ここで旧東海道がどちらかわからなくなってしまう。案内標識もなく、通行人に聞いてはっきりした返事が返ってこない。左の道がいかにもそれらしく見えるのでそちらに行きやすいが、正解は架橋の方であった。戸塚に入ってからは特にそうであるが、旧東海道の案内が殆どないが、この分岐点には特に必要性を感じた。架橋を渡り坂を下りて1km程行くと国道1号線の東戸塚駅入口交差点信号機にでる。その国道を横断して、川に沿って平坦道を時々1号線に合流しながら1.5kmほど歩いて行くと、左側に寿司屋の駐車場がある。この裏側に護良親王の御首が本殿の下に葬られているという伝説がある王子神社(写真:)がある。ただし神社への案内標識は周囲には全然見あたらない。
   
 そこから1km先に行くと柏尾川にかかる五太夫橋(写真:)に出る。小田原北条氏の家臣の石巻五太夫が北条氏滅亡後に江戸へ移る徳川家康をこの辺で出迎えた、ということから名づけられた橋名である。これ以降は1号線と合流して西へ歩いていくことになる。
   
 300m歩くと右側のステーキハウスの前に、江戸方見付跡碑(写真:)がある
江戸方見付跡:江戸時代戸塚の町並みを形成する20丁19間を宿内とし、その両端に道を挟んで両側に見付を築き、宿場の入口の標識とした。貴賓の送迎はここから行われ、大名行列もここから隊伍を整えた。
  
 さらに300m行った左側に日本橋から10番目の一里塚標識(写真:)がある。
   
 100mほど歩くと安藤広重の「東海道五十三次戸塚」に関係ある吉田大橋(写真:)がある。昭和61年に改造したときに橋の両側に4枚の浮世絵の模写をつけたりして、楽しく美しい橋になってりいる。
    
 戸塚駅東口入口交差点信号を直進して、東海道線踏切を横断していくと、吉田大橋から800m地点の右手に徳川家康の側室の於万(おまん)の方が尼となって入寺した清源寺(写真:)がある。この境内には芭蕉句碑など貴重な句碑が多数ある。
  
 500mほど行くと右手に沢辺本陣跡碑(写真)がある。立派な碑で少しびっくりしたが一隅に明治天皇行在所碑が一緒にあるからなのだろうか。
  
 さらに300先に冨塚八幡宮(写真左)がある。この宮は源頼義、義家父子が、この地で加護を受けたことで奥州の「前九年の役」で戦勝を得たと感謝して、造営したものである。山頂の古墳を冨塚と呼び「戸塚」の地名発生となったといわれている。境内には芭蕉の句碑(写真右)がある。
  
 この時点で14:00であったが空は暗くなってきた。冨塚八幡宮からちょっと行った左側に、戸塚宿の京都側の入口にあたる上方見付跡(写真:)がある。
  
 上方見付跡碑あたりから登り坂となり昔の難所「大坂」となる。日本橋から46kmの戸塚町が坂の頂上のように思える。14:25に粉雪が降ってきてだんだんひどくなる。気象情報は本当に当らないものであるとあきらめの境地。浅間神社(写真:)は上方見付から2.4km地点の右の山の上あった。大粒の雪で周囲は薄暗く、フラッシュをたいても写真の通り。
   
 浅間神社の反対側道路には、日本橋から11番目の原宿一里塚がある。さらに一号線を300m行くと右手に、寺宝の一心経一巻、雷獣肉附毛地蔵画を持つ大連寺(写真:)がある。
  
 このまま1号線(写真:)を西へ2.3km行き藤沢バイパス出口で国道30号線に合流して400mほど行くと藤沢宿へ入る
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